これまでの活動実績
・タイの山岳民族(カレン族)のコーヒー農家と2022年からフェアトレード
・コーヒーの売り上げ利益をミャンマーからの移民の子ども達が通う移民学校12校のホワイトボードやゴミ箱などに還元することで、子ども達が必要最低限学ぶことができる環境づくり
・移民学校1校で昼食を用意することが難しい30家庭の子ども達に学校給食を提供。22家庭では子どもの登校が週3日以下からほぼ毎日になり、半年で78%の子どもが平均体重に
・日本人の学生をインターンとして受け入れ、社会貢献を行いながら経験を積む機会を提供(現在5名)
コーヒーのフェアトレード

タイの山岳民族(カレン族)の生産するコーヒーを適正価格で取引しています。
タイでは、山岳民族の農家の生産物がバイヤーにより安く買い叩かれてしまう状況が存在します。
焙煎もタイ人に任せることでタイの雇用を創出しています。
資金が溜まり次第、工場を設立し製品の包装を現地で行うことで、さらに雇用を創出する予定です。
その他、タイなどでのカフェのオープンも計画中です。
ミャンマー移民の子ども達への還元

政情不安でミャンマーからタイに移民してきた人々の子ども達が通う学校で活動しています。
ミャンマー移民の子どもはタイ国籍がない子どもも多く、タイの正規の学校には通うことができません。
NGOが運営する学校等に通っていますが、経済的な問題のため多くが最後まで通えないのが実情です。
売上を元に子ども達の母親を数人雇用し、子ども達に給食を提供しています。
今は1校で30家庭に対してのみしか行えていませんが、行った家庭では子どもの通学日数の増加や体重の増加が確認されており、今後は関わりのある12校全ての学校に拡げていきたいと思っています。
また、現地の12校の移民学校と定期的に話し合い、売り上げの一部を、特に必要であると要望されたホワイトボードなどに還元することで、子ども達が必要最低限学ぶことができる環境を整えるサポートをしています。
定期便と子どもコーヒーについてくる絵は、移民の子ども達が1枚1枚描いたものです。
ミャンマー移民とは?
ミャンマーの情勢不安等で、タイに避難してきた人々のこと。
ほとんどの人は、最低時給以下の日雇いの仕事をしています。
移民の子ども達は、国籍がない子もいて、正規の学校に行くことが難しく、NGOが移民の子ども達が通う学校の運営サポートをしています。
家庭の事情から、子どもの早期就労による退学が課題となっています。
移民の子ども達が置かれている環境は複雑で、政治的な問題などから、政府や大手NPO団体などのサポートが届きにくいという特徴があり、Saphanで重点的に力添えができたらと思っています。
日本の学生への成長機会の提供
日本の国際協力やソーシャルビジネスに興味がある学生さん達にインターンとしてきていただき、一緒に活動してもらうことで、彼らが将来やりたいことへ向けてリスクなく挑戦してみる場の提供ができたら嬉しいなと思っています。
2024年1月から大阪大学の学生さん達がインターンとしてきて、一緒に活動してくれています(^^)
今後も、事業をとおして、1人でも多くの学生さん達の将来への一歩を応援できたら嬉しいです。